鎌倉彫会館・土曜午後教室の様子をレポート
真夏日の暑い午後でしたが、お教室では、鎌倉彫をはじめて半年の方から20年以上
(!)続けていらっしゃるベテランの方まで、10人ほどの生徒さんが、熱心に刀を動かしていました。
シーンと静まったお教室を想像していましたが、予想に反して、なごやかで和気あいあいとした雰囲気。時折みなさんの笑い声も響き、とても楽しそうです。
こちらでは、和田先生を囲んで、図案にした植物のことについてお話をしているようです。
みなさん、ご自分で育てた植物や、見かけた花の写真などから図案を起こしているのですね。
季節の植物を自分の作品に取り込んでいけるのも、鎌倉彫の魅力のひとつ。
忙しいと忘れがちな季節の変化も、鎌倉彫を通して再発見できそうです。
こちらでは、漆のことについて、和田先生からアドバイスを受けているようです 。
鎌倉彫にはたくさんの工程がありますが、漆の扱いはとりわけ難しいもの。先生からのアドバイスは貴重です。
いろいろな失敗を経るからこそ、完成したときの喜びはひとしおでしょう。
長く通っていらっしゃる方も多くいらっしゃいます。毎月2回、同じ趣味を持つ仲間と会うのは格別の楽しみ。それも長く続けられる秘訣のようです。
長く続けていると、家の中は作品でいっぱいになるけれど、愛着がわいて手放せないそうです。
心のこもったお気に入りの作品に囲まれた生活、素敵ですね。
お教室は自分の好きな作品を作れる創造の場であると同時に、同じ趣味を持つ仲間との楽しいコミュニティスペースでもあるようです。共通するのは、自分の手でものを作る喜び。
なんだか私も参加してみたくなりました。みなさんもお教室に遊びに行ってみませんか?
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